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指宿港海岸マップ

指宿港(太平次公園)から大山崎までの間の、約2kmの海岸には、世界にも類を見ない「天然砂むし温泉」をはじめとして、温泉、宿泊施設など多くの観光施設が集まっています。

 

海岸周辺の環境

天然砂むし温泉

指宿市の湯の浜一帯には、海岸から自然湧出する温泉で温められた砂に体を埋める、独特の入浴法の「砂むし温泉」が楽しめます。世界でも珍しい「天然砂むし温泉」は、砂の重みと温かさ、波の音が心も体も和ませてくれます。
砂むし温泉は古くから行われており、時は江戸時代、天保14年に編纂の鹿児島の名所を紹介した「三国名勝図会」にも記載されています。 泉源は高温のため、潮が引いていく時には砂浜に湯煙が立ち上る幻想的な景色が見られます。
砂むし温泉は、大浴場や休憩所を備えた立ち寄り施設「砂むし会館 砂楽(さらく)」や、一部宿泊施設でお楽しみいただけます。

 

温泉街

指宿の湯の浜一帯は、古くからの湯治場として賑わいを見せてきました。現在でも、ホテル・旅館の他、立ち寄り湯や昔ながらの当時宿が残り、古くからの湯治場の雰囲気を残しています。

 

指宿港に残る歴史

現在のJR指宿駅から指宿港の一帯は、幕末は湊村と呼ばれ、豪商「浜崎太平次(正式には 濵﨑太平次)」の生家があり、貿易会社「ヤマキ」の本拠地があった場所でもありました。幕末期には、指宿港周辺にはヤマキの蔵が立ち並んでいたと言われており、海運業により得られた資金は、幕末から明治維新へと向かう薩摩藩を財政的に支え、日本の近代化を推し進めた陰の功労者となりました。太平次を顕彰する活動も行われており、指宿港には太平次を称えて銅像が建立されています。