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砂浜と砂丘文化の再生!指宿港海岸の整備を目指して!指宿港海岸とは!

 指宿港海岸は、指宿港(太平次公園)から大山崎までの間の、約2kmの海岸のことを言います。 ここ辺り一帯は、世界にも類を見ない「天然砂むし温泉」が楽しめる海岸として、指宿市のみならず鹿児島県の貴重な観光資源となっております。砂むしの存在もさることながら、その背後地には市内の多くの旅館やホテルが立ち並んでいるほか、住宅が密集した地域であり、本市の地域産業の核ともなっている地域です。沖まで続く砂浜で浜競馬が行われる時期もあり、地域住民と密着した愛される海岸でした。  時が移り変わり、防災を最優先の課題として、海岸線には堤防や護岸が築かれ、台風や高潮による脅威を軽減させてきました。指宿港海岸に護岸が築かれたのも、ルース台風で甚大な被害を受けたことによります。現在、護岸は築後約60年が経過し、老朽化により本来の防護機能も著しく低下しているほか、都市化の影響などもあって、広大な砂浜は浸食され、観光の中枢である指宿の海岸でありながらその景観は失われかけています。また、護岸老朽化や海岸侵食の影響により、台風時などは越波や高潮、家屋の浸水などの被害も発生しております。   何より、海辺空間の環境の悪化は、海辺と人々とのつながりを希薄なものとしてしまいました。  昔は当たり前であった多様で豊かな海辺と人々のつながりを現代の暮らしにかなう形で蘇らせた海辺を、「里浜」と呼びます。  当協議会や市では、里浜の再現を願い、砂浜への関心を深めるイベントを行って参りました。誰もが日常の中に海岸を「共有の財産」として認識し、地域の特性を生かした「みんなの海岸」を、市民の手で築いていけたらと願っております。

 
 

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